【本の感想】この1冊ですべてがわかる 経営戦略の基本
- 作者: (株)日本総合研究所経営戦略研究会,手塚貞治
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・感想
僕は経営学や戦略論なんていうのは、たまたまうまくいった企業の成功事例を昆虫採集のごとく見つけてきて、後付でいろいろともっともらしい説明を加えて悦に入る、詐欺みたいなものだと思っている。
藤沢数希さんの言葉ですが、商学部出身で一時期は「経営学って素敵☆」と思ってた自分としてはなんともコメントしづらいですね。
経営学自体を理解していないと何も言えないのでとりあえずこの本を読んでみようと思いました。
僕自身、経営学の知識はまあ偏差値で言えば55くらいのもんだと思います。授業もテキトーに受けていたので、3Cとか5forcesとかフレームワークをいくつか知ってて、どういう風に使うかなんとなくなら知ってるよ、ってなレベル。
この本は、それらのフレームワークをひと通り抑えています。普通に大学の授業でやるようなものは網羅してる、はず。
かつ、企業が経営戦略を立てる際の流れに沿って、そのフレームワークを解説しています。なので全体像を理解できる。一つ一つのフレームワークがどういう位置づけなのか理解できる。
最後の章では、今まで説明してきた経営戦略の考え方が古くなってきていて、これからの時代はそれだけでは上手くいかないよ、ってな感じのフォローが入っています。
文章も理解しやすいし、入門書としては最適なんじゃないでしょうか。