サイバーエージェントのファッションコミュニティサービス「プーペガール」の終了から考えたこと
コンセプトは「あなたのクローゼットがプーペをつくる」。
利用者自身の所持するファッションアイテムを画像としてアップロードすることが可能で、また「プーペ」と呼ばれる人形(アバター)で、着せ替え人形遊びを行なうことが出来る。アバターの表情は目の形18種類・顔と口の形が12種類・ほくろ位置が5種類・そばかすの有無などを選択できる。
画像を投稿すると、プーペガール内の通貨「リボン」(以下「リボン」)およびプーペ用の着せ替えアイテムを得ることが出来る。着せ替えアイテムの種類は、下着・シャツ・コートなどの衣類からバッグ・日傘などのアクセサリー、さらにメイクアップ用品まで多岐にわたる。
着せ替えアイテムはプーペガール内に設置された「キャサリンショップ」などで購入可能。また、プーペガール内には「きせかえフリマ」というコーナーもあり、不要になった着せ替えアイテムを他のユーザーに販売することも可能である。
「リボン」は、アイテム画像を投稿したり、着せ替えアイテムを他のユーザーに売ることで得ることが出来る。このため、特にファッションアイテムを多数持っている場合、「リボン」は無料で入手でき、各種アイテムをプーペガール内ショップで購入することも可能である。
2009年8月に新しいゲーム内通貨である「ジュエル」(以下「ジュエル」)を導入した。「ジュエル」はコンビニやクレジットカードなどで購入することが出来る通貨で、「ジュエル」から「リボン」へ変換することが出来る。ただし、「リボン」から「ジュエル」に変換することは出来ない。
ゲーム内の「キャサリンショップ」は「ジュエルエリア」と「リボンエリア」に分けられ、それぞれのエリアでの買物をできる。そのため、「ジュエル」を購入していないユーザーも楽しめるようになっている。
そんじゃあどうすればよかったの?って話ですが、アフィリエイトがよかったんじゃないかと思います。
「iQON」というファッションアプリ流行ってますよね。
iQON(アイコン) - コーディネート・レディースファッションアプリ
自分のコーディネートをアップしたり他人のものを見たりするんですが、アップされてるアイテムがすぐ買えるんです。つまりアフィリエイト広告をいい感じに貼ってるわけなんですね。
さっきも書いたようにプーペガールのユーザーがお金を使うのはリアルの洋服や化粧品だと思いますので、このアフィリエイトがピッタリだと思うんですよね。
今の様にファッションアプリが乱立するだいぶ前にプーペガールはサービスを開始して、2007年の時点でユーザー数50万人いたんですよ。2011年で100万人。iQONが100万人突破したのは2014年です。
「美人すぎる○○」の経済価値は本当か:プーペガールの会員数を10倍に、現どこでも社長の森永佳未さん (1/2) - 誠 Biz.ID
ファッションアプリ「iQON」、ノンプロモーションで登録会員数100万人突破! ロゴを一新し、年内に200万人獲得を目指します | 株式会社VASILY(ヴァシリー)
早い段階でスマホにシフト(プーペガールはアプリがありません。しかもFlashなんでiphoneじゃ使えない。そもそもここがヤバイ)して、「すぐ買う」機能をつけることができれば…
まあiQONプーペガールの財務データが7秒くらい調べても出てこなかったんでなんとも言えませんが・・・