【経済のお勉強】比較優位の原則
お勉強シリーズ第二弾は”比較優位の原則”
世界の自由貿易を考える上で非常に重要な考え方、らしいです。
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人口1万人の先進国Aと、2万人の発展途上国Bしか存在しない世界を考えます。
先進国Aは車1台作るのに1人、ニンジン1本を作るのに2人必要です。
途上国Bは車1台作るのに10人、ニンジン1本を作るのに4人必要です。
先進国Aでは、7500人が車、残りの2500人がニンジンを作ってます。
途上国Bでは、1万人が車、残りの1万人がニンジンを作ってます。
つまり
先進国Aでは7500台の車と、1250本のニンジンが生産されます。
途上国Bでは1000台の車と、2500本のニンジンが生産されます。
つまり世界全体の生産物は、
8500台の車と、3750本のニンジンです。
ここで、それぞれの国が自分たちの得意な産業に特化したらどうなるでしょうか。
先進国Aでは車の生産に全人口1万人を投下し、途上国Bではニンジンの生産に全人口2万人を投下します。
先進国Aでは1万台の車と、0本のニンジンが生産されます。
途上国Bでは0台の車と、5000本のニンジンが生産されます。
つまり世界全体の生産物は、
1万台の車と、5000本のニンジンです。
世界全体の生産性は、それぞれの国が得意な産業に特化したほうが上がるのです。
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比較優位の原則を知ると、できるだけ規制をとっぱらって自由に貿易したほうが、世界は豊かになるって思えちゃいますねえ。